~今後の方針に関して~

奇しくも当会の創立50周年に当たる本年は、世界中が未知のウイルスの脅威に晒される年となりました。自粛による消費の縮小によって経済活動が停滞し、観光業や外食産業をはじめ、イベント・小売り・製造業など様々な業種が大きな打撃を受けています。未だ有効なワクチン開発の行く先は不透明であり、政府から「新しい生活様式」が提唱されるなど、今回の影響は長期化も懸念されています。そうした中で、ウイルスと共に生きることを前提にした「withコロナ」という考え方も定着し始め、暮らしのかたちそのものが変わろうとしています。社会が転換期を向かえようとしている中で、青年会議所の活動意義も再定義していく必要があると考えます。「今自分たちに必要な活動は何か、地域に出来ることは何か」改めて考えていきましょう。私たちは今回のウイルスによって今までに経験したことのない事態に直面し、ストレス・不安・焦燥感によって精神的なバランスを保つことの難しさを経験させられました。まずは自己と向き合い、不測の事態に陥った際にも適切な判断と行動ができるメンタル的な「強さ」を得ることが必要です。そして継続事業として小学生を対象に毎年開催してきた「わんぱく相撲」や「ツナキャン」が中止に追い込まれ、青少年の健全な育成を図る機会が失われました。自粛や休校によってさまざまなストレスを経験した子どもたちのメンタルヘルスケアを考えていきましょう。さらに緊急事態宣言のさなかに起こった買占め、高額転売、感染者への差別や偏見など、他者への配慮や思いやりをもって日々の生活を送ることの大切さを改めて実感させられました。今一度、「利他」の心を見つめ直しましょう。残り半年の活動となりますが宜しくお願いします。

 

【事業計画】

「人間力向上委員会」8月度例会の企画・運営

「スポーツの力創造委員会」11月度例会の企画・運営

「コドモミライ委員会」10月度事業の企画・運営

「和心北方委員会」10月度例会の企画・運営

「総務広報委員会」7月度例会の企画・運営

「総務広報委員会」9月度臨時総会の企画・運営

「アカデミー拡大特別委員会」12月度例会の企画・運営

「創立50周年実行委員会」タイムカプセルの郵送、HP記念誌の作成

 

※例会事業の開催について

富山県が策定した「活動再開へのロードマップ」の基準を遵守し、新型コロナウイルスの感染予防に必要な対策を講じた運営体制で例会事業の企画・運営をお願いします。

 

理事長 吉森 裕晃